【短】物足りないから、もう一回!!
「ふがっ…」


先輩は私の鼻から手を離して、今度は私の手を取った。


「帰ろ」


「……はい。」


二人で歩き出し、私の家に向かう。

あ、木暮先輩は私を家の近くまで送ってくれるんだ!!

私の家は学校から近いから本当に少しの距離しか一緒に歩けないけど…。

そんなことを思ってると木暮先輩がため息をついた。


「だいたいなぁ〜七本も外すか?」


「外しちゃいます……」


「いーや!!普通はそんなに外さない!!」


「なっ!!木暮先輩はシュート得意だからそんなことが言えるんですよ!!」

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