白虎連合-番外編-

なんちゃらゆい？

名前がゆいってこと？







｢黒澤も知ってるんっ？｣


｢いんや、名前だけ｣


｢その名前も全然覚えてないやんっ｣


｢…………｣







金髪に沢山空いたピアス。

見るからにヤンキーか不良の黒澤。




鋭いツッコミを入れたらまた寝ちゃったし。








｢てゆかさ、ヤンキーぽい子って結構いっぱいおるやんっ｣


｢せやけど有名になるってことはそれなりに凄いんちゃう？｣


｢ふーん？｣









仕方なく黒澤は放っておいて話しかけてきた男子と会話を続行させるけど。





私や友達、周りも結構ヤンチャ系が多い。

正直他の同い年よりも遊び回ってるし。








だから特別その子が凄いなんて思わなくて。

私達同様の女の子としか考えてなかった。











｢なんちゃら、ゆいねー｣








まさかこの先親友になるなんて。



私も黒澤も想像すらしていない。









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