【完】幼なじみはPLAY BOY



「…なぁ、柚。左手、貸して」

「…?」


あたしは、そっと左手を出した。

「目、瞑って」

「? 陽太?」

あたしは、言われた通り、そっと目を閉じた。

すると、小指に、何かが付けられた感覚と、そして…唇に温かい感触がした。

「?!//」

唇が離れれば、陽太の顔が少し赤かった。

「…?」

「ちょっと、予約な…//」

小指を見ると、思わず涙が出そうになった。

小指には、小さなハートがついてある指輪。



< 194 / 263 >

この作品をシェア

pagetop