【完】幼なじみはPLAY BOY
お風呂から上がると、直はテレビを見ていた。
「直、こんな時間に見てちゃダメでしょ」
「ママ!」
「…あれ?」
ソファの方に目を移すと、珍しく陽太が寝ている。
やっぱり…疲れてるんだ、よね?
今日の時間作るのに…いっぱい働いたんだ。
「…無理して時間作らなくていいよ」
あたしはそう呟いて、そっとタオルを陽太の体にかけた。
「直、本読もうか」
「うん!」
直は、おもちゃ箱からお気に入りの本を取り出した。