【完】幼なじみはPLAY BOY
「ぁ、あの先輩…これ」
あたしはポッケから一枚絆創膏を渡した。
「…京ちゃん、戻ろう!」
「ぁ、うん…」
「陽太、ありがと!」
そう言って、京ちゃんと教室に向かった。
「…京ちゃん」
「? どうした?」
「泣いて、いい…?」
「…は?」
「もう我慢できないよぉー!!」
「はぁ?!」
あたしは京ちゃんの胸に飛びついた。
「ふえっ…こ、怖かったよぉ…」
「はぁ? あんた怖かったの?!」
「うんっ…」
「なんで怖いくせに絆創膏渡してんの…」
「だ、だってぇ…」
「はぁ…あたし、あんたのこと改めて変って思った」