となり。
3、4限目はサボろ。
なんかめんどいし。
………と思ったけど、やっぱ戻ろ。
せっかく藤岡の隣になれたんだしね。
少しでも幸せを満喫しよう。
と、いうことでとりあえず教室に戻ってきた。
「瑠花!あんた馬鹿なんじゃないの??」
教室に入った瞬間、凛の怖い顔が目の前にあった。
「り、凛ちゃーん??お顔が怖いですよぉー??」
「ふざけないの!まったく…コーンって結構根に持つタイプなんだから気をつけなさいよ?」
「ご…ごめんなさい……」
シュンとしながら席に向かう。
席に着こうと椅子をひくと。
『バーカ!!』と書いた紙と苺の飴が置いてあった。
横を向くと藤岡のいたずらっ子のような横顔。
その顔に思わずキュンとなる。