チョコレートシェイク
はぁ…

奈津美と一緒とは言え、ヤッパリ迷う。
行きたいけどなぁ…

あれこれ考えていたらAM1時をまわっていた。

〜♪♪♪〜♪♪♪〜
“着信 椎葉 櫂”


「もしもーし!起きとった?」
私は半分寝かけてたところだったけど、
櫂くんからの電話で跳び起きた。

「もしもし!あれ?仕事は?」

「今片付けしとるよ。お前来週来る?」

…バースデーイベントの事だ。

「……行く…つもり。」

私は曖昧な返事をした。正直迷っていた。

「なっちゃんと来るが?」

「うん。2人で行くよ〜当日どれくらいお客さん来るの?」

「今んとこ100人くらいかな〜」

「100人?!」

思わず声が裏返ってしまった。

「しかも女の子ばっかね♪」

櫂くんが意地悪く付け加えた。

私のテンションはガタ落ち。櫂くん目当ての女性客100人の中に行くなんて、そんなバカな事はしたくない。

「行かない。」
私は一言言って電話を切った。

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