サッカー大好き少年
そして、顔を赤くしながら必死に佳奈に言い訳を言っているこいつ、佐伯優奈だ。



顔はかなり綺麗だけど誰とも付き合ってないらしい。

告白も全部断っているそうだ。







まぁ席が俺と弘樹の隣同士って事もあってこの2人とは自然と仲良くなった。




今は一時間目の授業中なのだが、自習になっていた。




「なぁ優奈、お前好きな奴とかいんの?」

俺は隣の席についた優奈に話しかけてた。



「はぁ?いきなり何よ!?」



「いやっ告られてんのに誰とも付き合わないからさ、誰かいるのかなっと思って」



「別にあんたには関係ないわよ…それより亮輔は好きな子いないの!?」

優奈は目をキラキラ輝かせながら聞いてきた。



「俺は居ねえよ、今はサッカーだけだな!」



「へぇ、そうなんだ…」


そう言って優奈は前の席の佳奈と喋りだしてしまった。
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