キルティガーデン駅
「金賞は自分ではなく、自分の恋人だった。そして、その絵は、自分が以前から彼に話していたものとほとんど同じだった」
アリファは前を向いて言いました
私の心が詠めるのでしょうか
いや、まさか
とは思いますが、彼女には知られても良い、と思う自分がいることもわかっていました
「自分が寝る間も惜しんで描いた絵を彼はいとも簡単に真似をし、金賞を受賞した」
アリファには、何か不思議な力があるのか、とすら思えました
「さくらは、恋人が憎い?」