先生~あなたに届くまで~

始業式が終わり廊下を3人で歩く。
残すはホームルームのみ。

「さっきの雪音の顔おかしかった~♪」

「そうね。まさにアホ面だったわ。」

「はいはい。アホ面してましたよ!!
 わるーございやした!!」

「ねぇどうしてオヤジが入るのよ。」

「ほんとだよね~!!
 顔は乙女なのにもったいな~い♪」

「はいはい。
 何とでも言ってちょんまげ結っとけ。」


『はー。。ひどすぎる。』
と2人が呆れた声を出した。



「でも雪音がそんなに人のこと
 嫌うのとか珍しいよね~。」

「そうね。
 基本的に雪音は感情を出さないものね。」

「それにさぁ、
 何度も言うようだけどあの顔♪
 もしかして...
 好きの裏返し♪とか♪」

「あーそうね。その線も考えられるわ。」



2人の勝手すぎる会話を聞きながら
何を言ってんだかと呆れた顔をしてみた。



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