先生~あなたに届くまで~
第一印象
「あ~緊張してきちゃった~!!」
「何も緊張することないでしょ...。」
あの後2人の声でやっと我に帰った私は
2人のやりとりを見て苦笑しながら
靴を履き替えた。
実は私もドキドキしている。
今日は新学期が始まる日。
私達は高2になった。
そしてクラス替えがある。
ドキドキしているのを顔に出さずに
「よしっ!!
2人ともクラス割見に行こう!!」
と声をかけた。
「雪音も緊張してるくせに~♪」
「そうね。隠しきれてないわね。」
2人から言われ顔が赤くなった。
「そそそそ、そんなことないよ!!
見に行こ!!」
何でわかるんだ?あの2人超能力師?
とか思いながら一人でクラス割の方へ向かった。