スマイリー
◎エピローグ
朝8時。メールの着信音で進は目を覚ました。



眠い目をこすりベッドから転がり出ると、壁にかかった時計を見て、一瞬あせる。



「そうだ、学校休みだった」



夏休みの実感は高校のときよりずっと薄い。昨日の朝も同じようにあせった覚えがある。



部屋のカーテンを開けると、さんさんと太陽の光が降り注ぐ。今日も暑くなりそうだ。
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