【短】「好きだよ」~伝えないと決めた想い~
『アドレス、ありがとう。
俺でよければ、なんでも話聞くから』
先生が、
メールを返してくれた。
たったそれだけの事なんだけど、
何度も何度も保護したそのメールを読み返した。
それ以来、たまにだけど先生とメールをするようになった。
何かに迷ったとき、何か嬉しい事があったとき。
いつでも先生は他愛のないあたしの話を聞いてくれた。
あたしの中で先生の存在が特別なんだって気付くまで、時間はかからなかった。
先生が好き。