同族嫌悪なB型クン★
ーー…
「えー…っと…」
2mぐらい先にあるクラス表に目を凝らす。
椿と南沢…。
えー…なくない!?
A組、B組と見終わり、C組に目を移した。
つ…あ!椿あった!C組かぁ。
…結莉の名前は…ーー!
「結莉!結莉!」
人の群れを抜けて、離れたところに待たせてあった結莉に駆け寄った。
「どうだった?」
不安げな表情でこっちを見る。
「…一緒!C組だった☆」
「ほんと!?」
「うん!!」
「やったぁー♪」
結莉の表情が一気に明るくなった。
「じゃ、さっそく教室行こっ」
「そだね!」
そう言って私と結莉は校舎に入った。