CANDY POT~キャンディーポット~【完】
1年の時、優子が初めて声をかけてくれた。


あの時は、中学校と言う舞台が怖くて怖くて仕方がなかった。



だから、声をかけてくれた時


とっても嬉しかった。


明音はすぐクラスに馴染めてたけど、人見知りが激しい私にとって



ただの恐怖でしかなかった。





1年の3学期、私は恋をした。



3年生の鷹石(タカイシ)先輩


笑顔がまぶしすぎて、近寄ることも出来なかった私に優子は先輩と話すチャンスをくれた。



それを聞いた時、心の底から優子に感謝した。




・・・・でも、その時は疑問に思わなかった。


お兄ちゃんもお姉ちゃんもいない優子が何で先輩と知り合いだったのか........



「同じ小学校だったんだ~~」っ言ってたけど、





ホントは.................
< 12 / 187 >

この作品をシェア

pagetop