CANDY POT~キャンディーポット~【完】
逃げてばかりじゃいけない・・・・


それを改めて知った。


「あの日から、私は変わっていったの。そして、いろいろな事を考え始めた。友達、家族、周りのみんな....それでね、気付いた事もあった。」


「気付いた事・・・・?」


優子は顔を上げて泣きながら聞いてきた。




「そう、私は周りに迷惑ばっかかけてきたんだなぁ~って自分ひとりじゃ何もできなくて・・・すぐ逃げちゃうんだな~って」


あの日から



絶望と



自分の弱さ



孤独を



味わったの。




そして





自分の無力さを思い知った。
< 138 / 187 >

この作品をシェア

pagetop