最低男があたしの彼氏!?
優真side

俺は思わず泣いている由梨那を抱きしめてしまった。

俺は泣いてる女に弱いんだろうか。


いや、違う。

今まで何人も泣いてる女を見かけたが、何とも思わなかった。

でも由梨那の時は、自然と手が伸びていて、自然に抱きしめていた。


なんでだ?


そう思っている間に、俺の腕の中にいる由梨那の顔がほんのり赤くなっている。



あ、ダメだ。



俺は抱きしめている腕をゆるめた。



これ以上抱きしめてっと…








理性がもたねぇ…からだ…。
< 40 / 201 >

この作品をシェア

pagetop