最低男があたしの彼氏!?



ドサッ



「…あ……!!」


ショックのあまり、バッグが地面に落ちてしまった。



「由梨那!?」


「あ…あ…ごめんなさい!!!」


あたしはその場から逃げ出した。
泣き顔を見せたくなかったから。


しかし…



グイッ



「…えっ」



「…由梨那…」

「止めてよ!!!離して!!!……彼女と…彼女とお幸せに!!」

「は!?彼女!!??こいつ、彼女じゃね〜よ」

「え…??じゃあ…」

「これ…俺のねぇちゃん」
「は??」

「あたし…お邪魔みたいなんで…退散しまぁす♪」

「…ところで…なんか用か??」
優真が優しく微笑む。

「…よ…良かったぁ…良かったよぉ…うっ…ふっ…」

「??????どっどうした???」


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