【短編】ずっと大好き…ドキドキB.D…
「みのり、こっち」
マグカップを洗うみのりを
浅井が呼んだ。
でも浅井の姿はリビングにはなくて…
洗面所を覗いて
玄関を覗いて…
最後に寝室を覗いた時にやっと浅井の姿を発見した。
オレンジ色の優しいライトだけが
浅井の姿を照らしていて…
浅井がみのりを見て
優しい笑みを浮かべている。
「もぉ…
どこにいるのかと思って探しちゃった」
「マッサージしてやるって言っただろ?(笑)
横になれよ」
そう言って笑いながら浅井がベットを親指で指差した。
「え…」
少し戸惑いを見せたみのりに
浅井がニヤリと笑って口を開く。
「何変な事考えてんだよ(笑)
…マッサージだろ?
それとも…
別の事する…?」
意地悪に聞く浅井にみのりが悔しげに顔を赤くして…
ベットに勢いよく転がった。
「変な事考えてるのは浅井さんじゃんっ
…マッサージだけしてください」
赤い顔を隠すようにベットにうつぶせになったみのりに
浅井が微笑んで…
みのりの肩を揉み始めた。
.