ホラー童話・童謡・詩

誰かに呼ばれた気がして、アリスは目を覚まします。

目の前には夕日に照らされたウサギが立っていました。

アリスに用事があって帰ってきたのです。

「私に用があるの?」



アリスがそう聞くとウサギはこう答えました。

「そう、君に見せたいものがあってね。君の協力が必要なんだ」

そう言ってウサギがアリスに向かって腕を突き出しました。

「君の真っ赤な姿を見せたかったんだよ」



アリスの真っ白なドレスが綺麗な赤色に染まりました。



END
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