誕生日
第一章
朝
「ん…。」
子供みたいな顔で寝てたアンタが、眩しそうな顔して枕に顔を埋めた。
「そろそろ起きひん?もう11時やで」
「んー」
イヤイヤというように、アンタは枕に顔を埋めたまま首を振る。
そんな姿がかわいくて、どうしようもなく愛しくなって、ギュッと抱きしめた。
「んんー…。ハハッ。何やー」
そう言ってアンタはあたしの腕の中でもぞもぞ動く。
動くアンタの短い髪が、アタシの首もとをくすぐった。
「勇馬好きやでー」
腕の力を弱めて言った。
言ったっていうより、自然にポロッと口から出た言葉。
なんだか恥ずかしくなってアタシは勇馬から離れようとした。
でも、勇馬の大きな手がそれを許さない。
グイッと引き寄せられて、勇馬はアタシの胸に顔を埋めた。
「もうちょい、このまま…」
背中に回された腕に力が入る。
胸の奥がキュンとなる。
「じゃあ、あと5分やに」
「ん…」
アタシは勇馬の髪を優しく触った。
子供みたいな顔で寝てたアンタが、眩しそうな顔して枕に顔を埋めた。
「そろそろ起きひん?もう11時やで」
「んー」
イヤイヤというように、アンタは枕に顔を埋めたまま首を振る。
そんな姿がかわいくて、どうしようもなく愛しくなって、ギュッと抱きしめた。
「んんー…。ハハッ。何やー」
そう言ってアンタはあたしの腕の中でもぞもぞ動く。
動くアンタの短い髪が、アタシの首もとをくすぐった。
「勇馬好きやでー」
腕の力を弱めて言った。
言ったっていうより、自然にポロッと口から出た言葉。
なんだか恥ずかしくなってアタシは勇馬から離れようとした。
でも、勇馬の大きな手がそれを許さない。
グイッと引き寄せられて、勇馬はアタシの胸に顔を埋めた。
「もうちょい、このまま…」
背中に回された腕に力が入る。
胸の奥がキュンとなる。
「じゃあ、あと5分やに」
「ん…」
アタシは勇馬の髪を優しく触った。