愛恋あいれん〜恋の練習してもいいですか?〜<短編集>
私を育てるのを親戚に反対されたけど、
「 自分の子供です。
さくらとオレの娘なんです。 」
すごくたくましく見えた。
でも、一度もパパって呼んでないんだよね。
なんで?
だって私の初恋の人だよ。
パパなんて言えないよ。
「 そんなこと聞くなんて、
舞桜は恋してるのかい? 」
「 ずっと好きな人はいるけど、難しいかな。 」
「 恋愛はむずかしいほうがいいかもな。 」
「 1つ聞きたいけどいい? 」
智央くんがニッコリしてくれたのを確認して
「 私って、
智央くんと結婚できる?
なんて聞いてみましたけど、
どうですか? 」
「 オレたち親子だぞ!
まあ、養子縁組はしてないから…
できることはできるけど…
えっ?
えっ?
舞桜?
えっ? 」
かなりの動揺をしているのが、
おもしろいくらいわかる。
私も嬉しいことを聞いてハシャギタイ気持ちをおさえてクールなふりした。
「 じゃぁ、いつか
智央くんのお嫁さんになってあげるからね。 」
「 はい。 」
つられて返事をしたのか、
素直な返事なのか、
わからないけど…
なんだか嬉しい。
「 あのね…。 」
また膝の上に乗って、
お話したいなぁ。
end
「 自分の子供です。
さくらとオレの娘なんです。 」
すごくたくましく見えた。
でも、一度もパパって呼んでないんだよね。
なんで?
だって私の初恋の人だよ。
パパなんて言えないよ。
「 そんなこと聞くなんて、
舞桜は恋してるのかい? 」
「 ずっと好きな人はいるけど、難しいかな。 」
「 恋愛はむずかしいほうがいいかもな。 」
「 1つ聞きたいけどいい? 」
智央くんがニッコリしてくれたのを確認して
「 私って、
智央くんと結婚できる?
なんて聞いてみましたけど、
どうですか? 」
「 オレたち親子だぞ!
まあ、養子縁組はしてないから…
できることはできるけど…
えっ?
えっ?
舞桜?
えっ? 」
かなりの動揺をしているのが、
おもしろいくらいわかる。
私も嬉しいことを聞いてハシャギタイ気持ちをおさえてクールなふりした。
「 じゃぁ、いつか
智央くんのお嫁さんになってあげるからね。 」
「 はい。 」
つられて返事をしたのか、
素直な返事なのか、
わからないけど…
なんだか嬉しい。
「 あのね…。 」
また膝の上に乗って、
お話したいなぁ。
end