おれんじ
クラス
「なぁんか、このクラスおとなしそうなクラスやなぁ」と、華穂は心の中で思っていました
「華穂―!帰ろうや」
「うん」
華穂は
喜びながらうなずく
「部活何する?ソフト部か、テニス部はどおやろ?」
「いいんちゃう?バスケ部もいいんちゃう?」
「そぉやな!!」
「仮入部いろいろしてみよ」
「そぉやな!」
ふたりは、迷いながも部活が楽しみという、嬉しさでいっぱいだった
「うちのクラス、小学校仲良かった子いないねん」
華穂がつぶやく
「うちは、舞がいるけどなぁ舞以外いないんよ」
裕奈もつぶやく
「うちなんて0やで―!誰と仲良くなれるかわからんし」
華穂が不安そうに、こたえる
「そ―やな…でも、大丈夫やなんかあっら二組来なよ」
「ありがとぉ」
華穂にふたたび、笑顔が戻る
「ぢゃあ、明日もここで待ち合わせなぁ」
「うん!」
ふたりは手を振った