おうさまげぇむ。

私はそっと目を開けた。
すると真ん前に、椙村くんが!

「大丈夫か?」
『あ…椙村、くん…。うん、大丈夫だよ。ありがとう』
「気にすんな」

わあぁぁぁあ…////

椙村くんのアップだよ、みとれちゃう程カッコいい!!

「おら、行くぞ」
『あ、椙村くん。
“俺の女”って…』

すると椙村くんは顔を真っ赤にして、明後日の方を向いた。

「う…嘘も方便だ、気にすんな」

そう言うと足早に去っていった。

『あ…待って!!』

私は走ってついていった。

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