おうさまげぇむ。
―暁夜side――――――

俺は、ついに課題をクリアした。

神流の耳に息を吹き掛け、甘く囁く。
神流は顔を真っ赤にしていた。

そしてキスをする。

神流は最初こそびっくりしていたが、目を閉じて受け入れてくれた。
それを確認して、今度はさらにキスを深くしていく。

『…ん…はぁ』

神流が甘い声を出す。これ以上続けると俺がヤバいから、唇を離した。


すると神流が涙目+上目遣いという反則を犯した。

「その顔、反則」

俺はニヤリと笑って、落書きコーナーに向かう。


心臓は全力疾走していた。


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