smooch【BL/完結】
「とりあえず没収します」
「え、なんで?!」
「学校は禁煙だろ、フツー」
煙草を取り上げた手を上に上げると、
それを取り返そうとする
彼の腕との差が解る。
「うわ、なんでそんなに腕長いの?」
むしろ彼が短い。
と、いうより全体的に小さいからだ。
彼は標準よりも随分と小柄だから、
大分幼く見える。
だからこの間、
俺の事を「パパー」と可愛らしく呼ぶと、
周りもそれをすっかり信じてしまった。
そんなに歳の差はないはずなんだけど。