smooch【BL/完結】

どうしようかと、考え込んでいる間にも
ドアの向こうからは仲良さ気な会話が
漏れ聞こえてくる。


……羨ましい。


僕だって、先生とあんな感じで
過ごしてみたいとは思わないでもない。

でも、無理だ。

あの人はきっと僕が彼の生徒である間は、
今以上の事など何1つしないだろう。

そういう人だ。

それに、何やら、
僕の成長を待っているような節もある。

以前は、身長が伸びたと報告すると、
微笑ましいものを見るような目だったけど
最近はちょっと違う。

何か全身を嘗め回すように見たりもする。
エロ教師め。

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