smooch【BL/完結】
なんだろうか、
この背中にグリグリと
押し付けられているのは。
……頭なのは解ってる。
でも、何故だ。
「どうかしたの?」
「……別に何でもない」
気にせず寝ろと、彼はそう言うが。
無視なんて出来る訳無いだろ。
いつもよりも密着度が高すぎる。
「もしかして怖いの?」
ゲームしたから。
そう尋ねると、否定はせずに黙り込む。
……そうなのか。
ならばと、体を反転させ
彼の方へと向き直った。