smooch【BL/完結】
「残念。君以外にも乗せるよ」
「そう。僕も先生の車以外にも
乗るからおあいこだね」
学校じゃ優等生面してるくせに、
色々とアレな交友関係を持ってそうな奴だ
「とりあえずボタン閉めたら?
寒くないかい?」
暑いからと、
彼はシャツの下には何も着ていない。
換気の為に窓を開けていて、
結構風が入ってくるから寒そうだ。
「そそられるとかそういう考えは?」
「ないね」
即答すると、彼はボタンを留めていった。
やっぱり寒かったらしい。
というか、
灰皿を出すために
全部開ける必要はなかったと思うのだけど。