smooch【BL/完結】
「……先生、キス好きですねー」
膝の上に乗ったまま
顔を胸に押し付けてそう言われた。
多分、暫くはこのままだろう。
まともに顔が見せられないのだろうし、
かと言って離れる事も出来ない様子だ。
これ位で腰が抜けるとか可愛すぎる。
「好きだよ。
途中で離れると物欲しそうにしてる
君の顔を見るのも好きだよ?」
「……エロ教師……」
否定は、しないのか。
一度顔をあげ、ぼそっと呟くと
ますます強く顔を埋めてくる。
一瞬見えた表情は、
何かを考えてるようだった。