smooch【BL/完結】


その後も、朝ご飯の用意をしてても、
やたらと視線を感じるし、
パンにはいつの間にかジャムを塗られていた。

……正直、塗りすぎで甘いけど、
キラキラした目で見て来るから、喜ばずにはいられないだろうが、もう。


どういう風の吹き回しだろうという事が、
朝だけでも数度あり、
学校でも1度あり。

不器用さに目も当てられない、となるような事はしなかったから、
止める事も、追及する事も出来なかった。


それに、1日中付き纏う視線。


今日、何かあっただろうか……?
もしくは俺、何かしたか?

1日中、それで頭がいっぱいだった。

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