菊の花


ある日、毎日の他愛のない会話をコミュニケーションとしていた二人の間に桔梗と清煉が現れた。

「将様、沙羅様。少しお時間よろしいでしょうか?」
そう言いながら桔梗は有無を言わせぬ顔で二人を見ている。

「お前・・・どうせ嫌だと言っても聞かせるだろう」
明らかに不機嫌そうな顔をして将は桔梗に言う。

「左様にございます。時間はお取りしません」

桔梗は清煉と共に将と沙羅の前に座る。

「話しと言うのは何でしょうか?」

沙羅は桔梗に尋ねる。



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