セロリな彼女
「もう、やめとけ」
一緒にいた克己が、
もう一度オレを殴ろうとした京香をとめた。
それは、
いつもオレの役目なのに。
「オレ、何も悪いことしてないとおもうよ。
あんたの友達だから、
オレも仲良くしとかなきゃっておもうのを、
あんたの友達は勘違いして」
「勘違いさせるようなことをするからでしょ!?
だいたい、フリーなんだから、
ちょっとくらい付き合ってあげたって罰はあたらないのに!!」