Dearest...
そしてもう1人、男の先輩がいる。
山村 智司(やまむらさとし)…17歳の高校3年生。
そして鈴木先輩の彼氏でもある。
今までこの方たちがいることすら知らなかった私にとっては、新たな出会いとなった。
っていうか、進藤先輩に関しては同じ高校だってことすら知らなかったし。
「篤司!早くやろうぜ!」
「そうだな。チーム分けするぞー」
進藤先輩がそう言った途端、亜季が
「って言ったって、またいつものチームじゃないですかぁー!?」
「あっ、バレた?」
「うちらがいつもボロ負けしてるから、たまには変えてくださいよー」
絢乃がそう言うと、鈴木先輩がじゃんけんで決めようと提案し、私を含めてじゃんけんしあった。
その結果…
山村先輩・亜季、そして私。
そして…
進藤先輩・鈴木先輩・絢乃のチームになった。
「おーい!こっちには上原さんがいるんだから、手加減してやってくれよな!」
「そうしたいけど、始まったらわかんねえぞー」
そしてゲームが始まった。