一方通行な恋心
「ついでに~って感じだから」
「なかなか『ついでに』って出来なくない?」
「そうかなあ? 霧島君はバスケに忙しいから、あえて時間を作るほうが難しいと思う。きっと友達思いなんだね」
私がにっこりと笑って言うと、結衣ちゃんは「違うと思う」とぼそっと呟いた。
違くないよ。
霧島君はバスケ以外に夢中になるものは作らないって断言している人なんだから。
恋人を作るとか、そういうのは頭にないんだよ。
だからただの友達として、一緒に過ごせるだけでも私は幸せだよ。
霧島君って、意外と美味しい店とか知ってるし。
凄いんだよね。
バスケの練習で、アパートと大学の行き来だけかと思ったら、安くて美味しいファミレスも知ってるんだ。
きっと時間の使い方が上手な人なんだね。
私は霧島君専用ファイルを仕上げると、パタンとアルバムを閉じた。
うーん、この時間が最高に幸せ。
霧島君の写真を見ながら、霧島君との時間を思い出し、どっぷりと浸れるの。
やっぱ、私は霧島君が大好きだよ。
「なかなか『ついでに』って出来なくない?」
「そうかなあ? 霧島君はバスケに忙しいから、あえて時間を作るほうが難しいと思う。きっと友達思いなんだね」
私がにっこりと笑って言うと、結衣ちゃんは「違うと思う」とぼそっと呟いた。
違くないよ。
霧島君はバスケ以外に夢中になるものは作らないって断言している人なんだから。
恋人を作るとか、そういうのは頭にないんだよ。
だからただの友達として、一緒に過ごせるだけでも私は幸せだよ。
霧島君って、意外と美味しい店とか知ってるし。
凄いんだよね。
バスケの練習で、アパートと大学の行き来だけかと思ったら、安くて美味しいファミレスも知ってるんだ。
きっと時間の使い方が上手な人なんだね。
私は霧島君専用ファイルを仕上げると、パタンとアルバムを閉じた。
うーん、この時間が最高に幸せ。
霧島君の写真を見ながら、霧島君との時間を思い出し、どっぷりと浸れるの。
やっぱ、私は霧島君が大好きだよ。