桜の木の下で。
《雄也side》
五十嵐との一件、俺は東雲に対して違和感を感じ始めていた。
「・・・」
「大野、眉間にシワ寄ってるぞ」
「え?」
偶然、街中で再会した高校時代からの知り合い・真山と飲んでいた。
「・・・何かあったんだろ」
「・・・ん~・・・少しな」
「そう言えば、お前の学校に・・・”東雲仁菜”って居るだろ?」
「ああ。居るけど・・・アイツと知り合いなのか?」
俺はビールをひと口飲んだ。
「ああ。アイツ、まだ人嫌い直ってないのか?」
「は!?」
俺はグラスをテーブルに置いた。
「お前に言ってなかったっけ?俺、アイツの担任してたんだよ。篠崎中学で」
「初めて聞いたし・・・」
「まぁ、アイツが人嫌いになったのも無理ないもんな~」
「・・・真山、それ・・・どう言う意味だよ!!」
次の日。
俺は校内放送で、東雲を呼び出した。
「せんせ、話って?」
「・・・東雲」
「ん?」
「・・・お前・・・篠崎中学で・・・真山和真と・・・付き合ってたんだってな」
「・・・!!」
東雲の表情が変わった。
「・・・本人問い詰めたら・・・白状した」
「”本人”って・・・」
「・・・真山は高校時代からの知り合い」
「・・・」
俺は欠伸をした。
「・・・東雲」
「何?」
「・・・ちょっと、こっちに来い」
俺は手招きをした。
「え?」
五十嵐との一件、俺は東雲に対して違和感を感じ始めていた。
「・・・」
「大野、眉間にシワ寄ってるぞ」
「え?」
偶然、街中で再会した高校時代からの知り合い・真山と飲んでいた。
「・・・何かあったんだろ」
「・・・ん~・・・少しな」
「そう言えば、お前の学校に・・・”東雲仁菜”って居るだろ?」
「ああ。居るけど・・・アイツと知り合いなのか?」
俺はビールをひと口飲んだ。
「ああ。アイツ、まだ人嫌い直ってないのか?」
「は!?」
俺はグラスをテーブルに置いた。
「お前に言ってなかったっけ?俺、アイツの担任してたんだよ。篠崎中学で」
「初めて聞いたし・・・」
「まぁ、アイツが人嫌いになったのも無理ないもんな~」
「・・・真山、それ・・・どう言う意味だよ!!」
次の日。
俺は校内放送で、東雲を呼び出した。
「せんせ、話って?」
「・・・東雲」
「ん?」
「・・・お前・・・篠崎中学で・・・真山和真と・・・付き合ってたんだってな」
「・・・!!」
東雲の表情が変わった。
「・・・本人問い詰めたら・・・白状した」
「”本人”って・・・」
「・・・真山は高校時代からの知り合い」
「・・・」
俺は欠伸をした。
「・・・東雲」
「何?」
「・・・ちょっと、こっちに来い」
俺は手招きをした。
「え?」