メッキ仕立てのプライド
メッキ仕立てのプライドを太陽にかざして、

輝いたふりをしていた僕は、

そのプライドがダンボールでできている

ということを、知ったんだ。

茶色くて、紙でできている、

僕のプライドは、

僕が僕の涙を認めたとき、

ダンボールじゃなくて、

メッキ仕立てでもない、

本当の輝きを取り戻した。

この輝きを誰かに分けてあげれるように、

僕は、一生懸命生きていこう。


― Fin.
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