ほんとうの卒業


「うわっ―――…」

『優愛‥祥吾‥かぁ――‥』




玄関を開けたら学年公認カップルの祥吾と優愛が居た。




祥吾『おまえドア勢いよく開けすぎだろ』
祥吾が笑いながら言う。

雪華『声かけてんのに返事もしないからじゃん!?』

優愛『返事したし、つか雪華なんか顔色悪くない?』

雪華『え―っ?元気だよ?』




玄関を開けたら"last mail"の差出人がそこに居そうで、雪華は少し恐怖を感じていた。
だが、メールのことは2人には言わなかった、雪華はプライドが高く、そんなメールで怖がってることを知られたくなかったからである。




祥吾『それ博愛の制服?』

雪華『うん。入学待ちきれなくてさあ』

優愛『博愛の制服人気NO1だけあるよね!まじ可愛すぎる!!あれ?リボンは?』

雪華『だよね!!憧れてたし―、リボン部屋に置いて来ちゃった』

祥吾『優愛はわかるけど、雪華がよく合格したよな…』

雪華『祥吾うるせえよ?でもまじで合格とか奇跡だよ』

優愛『リボンしてるとこ見たい!』

雪華『じゃぁ部屋行こう!祥吾は帰っていいよ?』

祥吾『はぁ?見るし』





3人は雪華の部屋と向かう。雪華の後ろを歩く祥吾と優愛が顔を見合わせ不適な笑みを浮かべているのを雪華は知らない。

階段を一段一段上る………

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