年下彼氏は狼彼氏!?

「咲さんがなんか考えてるなーと思って声かけなかっただけ」



気付かなかった?と私と目線を合わせて聞いてくる。



き、気付かなかった…



あんなに考えことしてるとこまで見られてたなんて…恥ずかしい



「で、何を思ってたの?」



まだ、私を抱きしめたまま聞いてくる玲也くん



…聞いてくるのはいいけどこの体制は少し…



一応公衆の面前だし…



「あの…玲也くん?」



「ん?」



「いつまでこのままなのかなぁ?」



「いつまでって…咲さんが話すまで?」



「えーと、そうじゃなくてこの体制の事なんだけど…」



あー改めて言うと恥ずかしいかも


公衆…それも立って抱き合ってる私たちは他から見たら

どんだけだ…

的な目で見られてると思う


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