恋の音楽
「初めまして。アタシはこういうものです」
一応社会人のマナーだし、名刺を差し出す。
「PIEACE MUSIC?って、デモテープ出した所」
「ピンポーン」
「もしかして、メジャーデビューとか?」
「ヤバイって、マジどうしよう」
可愛い顔の彼と、金髪の彼ははしゃぎ出す。
「あー、悪いけどデビューの話じゃないよ」
「「えー」」
「二人とも、はしゃぎすぎなんですよ(笑)もしよかったら、お茶どうぞ」
女の子にお礼をいいながら、お茶を飲む。
「でも、アタシはあんた達をデビューさせたい」
「どういうこと。」
今まで話してなかったドラムの子がいきなり話し出した。
「(喋った〜)とにかく、一回演奏してもらえない?」
もう一度聞きたい、あの音
「いいよー!!準備するから、少し待ってね」