現代☆妖怪術
少しムッとした。
「親も親だな。どうしてこんな名前つけたんだろうな?」
「親のことを言われても・・・。もう死んだし・・」
両親とも死んだ。
三年前の『列車爆発事件』に巻き込まれて・・・。
「でもお前の家、メイドさんいるだろ?超絶美人の」
「あ~、瑠璃歌さん?あの人いい人だよ。優しいし、料理上手いし・・」
「るりっちのイチゴタルト、ものすごぉく美味しいんだよ」
梨奈は一度家に来たことがある。
理由は
『リアルメイド見てみたい~!!』だった。
しぶしぶ連れていくと笑顔で迎えてくれてお手製のイチゴタルトを出してくれた。
あれが引き金で最近は『連れてって~、ねえ聞いてる?』としつこくなってきた。
「おっと、授業開始のチャイムか・・・」
猛はいそいそと歴史の準備をし始めた。
清明もしぶしぶ歴史の教科書とノートを取りだした。
授業は楽しくない。
だが教科書は開く。
今まで開いていなかった教科書を開くと一枚の紙が入っていた。
「また猛か?あいついつの間に・・・」
裏返してみると猛の文字ではなかった。
丁寧で綺麗。紙も和紙を使っていた。
「これ、誰のだ?」
書かれていた言葉は一言
『早く覚醒へ・・・』
「何か怖いな・・・」
授業終わりのチャイムが聞こえた。
「お腹空いたぁ~~」
梨奈はそんなことを言いながら清明の机に倒れこんだ。
「おい、俺の机だぞ?」
梨奈は机の中をゴソゴソと漁っている。
「ぱ、パン発見だぁ~~!!しかもクリームパン(瑠璃歌お手製)だ」
「おいっ!それは俺が作ってもらったクリームパン・・・」
もうラップをはずして食べ始めている。
「・・・今日は学食か・・・。クソッ!」
清明は弁当派で、学食へはあまり行かない。
というか、行きたくない。
なぜなら―――
「おーい。またあのナルシスト、変なこと語ってるぜ?」
クラスのナルシストこと四十万 兼。
「ナルシストってえーと、名前、しじま君だっけ?」
「ああ、今日は親がダイヤモンド買ったって話だ」
「親も親だな。どうしてこんな名前つけたんだろうな?」
「親のことを言われても・・・。もう死んだし・・」
両親とも死んだ。
三年前の『列車爆発事件』に巻き込まれて・・・。
「でもお前の家、メイドさんいるだろ?超絶美人の」
「あ~、瑠璃歌さん?あの人いい人だよ。優しいし、料理上手いし・・」
「るりっちのイチゴタルト、ものすごぉく美味しいんだよ」
梨奈は一度家に来たことがある。
理由は
『リアルメイド見てみたい~!!』だった。
しぶしぶ連れていくと笑顔で迎えてくれてお手製のイチゴタルトを出してくれた。
あれが引き金で最近は『連れてって~、ねえ聞いてる?』としつこくなってきた。
「おっと、授業開始のチャイムか・・・」
猛はいそいそと歴史の準備をし始めた。
清明もしぶしぶ歴史の教科書とノートを取りだした。
授業は楽しくない。
だが教科書は開く。
今まで開いていなかった教科書を開くと一枚の紙が入っていた。
「また猛か?あいついつの間に・・・」
裏返してみると猛の文字ではなかった。
丁寧で綺麗。紙も和紙を使っていた。
「これ、誰のだ?」
書かれていた言葉は一言
『早く覚醒へ・・・』
「何か怖いな・・・」
授業終わりのチャイムが聞こえた。
「お腹空いたぁ~~」
梨奈はそんなことを言いながら清明の机に倒れこんだ。
「おい、俺の机だぞ?」
梨奈は机の中をゴソゴソと漁っている。
「ぱ、パン発見だぁ~~!!しかもクリームパン(瑠璃歌お手製)だ」
「おいっ!それは俺が作ってもらったクリームパン・・・」
もうラップをはずして食べ始めている。
「・・・今日は学食か・・・。クソッ!」
清明は弁当派で、学食へはあまり行かない。
というか、行きたくない。
なぜなら―――
「おーい。またあのナルシスト、変なこと語ってるぜ?」
クラスのナルシストこと四十万 兼。
「ナルシストってえーと、名前、しじま君だっけ?」
「ああ、今日は親がダイヤモンド買ったって話だ」