君と、夏空の下で




「でね、雄哉が優しいの!」


嬉しそうに笑みを零した亜美。


「雄哉君がねぇ……ごめん亜美。私は理解したくない。」


「なんで柚は雄哉嫌いなの?可笑しいよ。」





可笑しいもなにも、亜美の趣味が悪いんだ。

金髪不良なんて、私の趣味じゃない。




「私はね、どs天才タイプが好きなの!」



「柚、それ自分がMだって言ってるんだけど。」



「違う、私はN、ノーマルかつナチュラル人間!」





失礼だな、自慢じゃないけれど私はノーマルだ。

「だって天才でどSとか萌えポイント抑えてるよ、神だよ、神。」




好きなタイプ“どS天才”



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