歪みゲーム
結局、その日は何もないまま皆は眠りについた。
次の日。
みんながロビーに集まった。
なぜか、圭さんとチェシャ猫さんの顔は青ざめていた。
「で、話し合いってどうすんの?多数決?」
彪也さんが、少しご機嫌な声で言う。
そういえば、圭さんとチェシャ猫さんと彪也さんは同じ部屋だよね…。
なにかあったのかな。
「ふざけんなよ!多数決とか…生け贄に出されるやつは死ぬんだぞ!そんな簡単に決められるかよ!」
ポニーさんが叫ぶ。
でも、この言葉に私とアキラとユウは反応し、顔を見合わせた。