歪みゲーム
それからは、私たちもみんな自己紹介をしていった。
黒霧、いや、矢部命はなぜか私とましろをジッと見ている。
『では皆様。第3ゲームのルールを説明致します』
人形の声がアナウンスされる。
そういえば、いつからか人形は画面に映らなくなったな…。
『まず、皆様にはジャンケンをしてもらいます』
「「!?」」
さすがに皆驚いたようだった。
今までとは違う、ただのジャンケン。
ビックリして当たり前だろう。
『すいません。説明不足だと思いますので、ちゃんと説明致しますね。皆様には、グーとパーで分かれて頂きます』
グーとパーで分かれる?
一体、なんのために…。