歪みゲーム
ガチャ
!?
ガンガン
「ドアが…開かない?」
「鍵かけられたか」
「まぁ、話し合いしようよ」
アキラとましろは部屋のど真ん中に座った。
アキラはあぐらで、ましろは正座。
圭さんは部屋の隅に。
「俺は座らないが、構わないな?」
黒霧はそう言うと、腕を組んで壁に寄りかかった。
私は、未だにドアの前に立ち尽くしていた。
「まあみ?」
不意にアキラに話しかけられた。
「え?」
「10分しかないんだ。はやくしろ白ウサギ」
黒霧に睨まれた。
「ご、ごめんなさい…」
私は、アキラとましろの間に座った。
そう言えば、黒霧は13歳ぐらいなのに…敬語つかってしまった。
不覚。