歪みゲーム
『狼は、2日に一人、ゲームオーバーにします。なお、狼を見つけても、第1ゲームは終わりません。主催者を見つけた時点で第1ゲーム終了とさせて頂きます』
人形がそこまで言うと、画面が消え、時計の音が聞こえた。
チクタクチクタク…
「なに、これ…」
時雨ちゃんが、頭を抑えていた。
「なにこのゲーム!!狂ってる!狂ってるわ!こんなの、変よ!」
確かに、変だ…。
それに、気になることがある。
主催者を当てるのは、一人ずつ当てずっぽうに言っていけば簡単じゃないかしら。
私がそう思うと、時計の音は止まり、また画面がついた。