歪みゲーム
途中棄権
私たちは、ロビーへと向かった。
圭さんは、さっき私が刺した場所を抑えながら歩く。
圭さんには、もう少しねばってもらうよ。
私たちも、このゲームが何なのか、正直分からないから。
あの日、アキラはゲームを開始するために、YESのボタンを押そうとした。
でもね、私の本能の方がはやかったの。
私が、先に押してしまったんだ。
そしたらね、画面にはこう書いてあったの。
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主催者 白野マアミ
狼 日下部アキラ
相楽ユウ
第1ゲームの鬼は
アナタタチです。
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意味が分からなかった。
だから、最初ここに来たときは皆と同じ。
でもね、ルールを聞いた瞬間私は震えた。
興奮したから。
怖かった。
あの人形は、私の方を向いていたから。