カエルの王子さま
「まぁ!よかった。あの毬をとりに…あら?」
どこにも誰もいないわ。
空耳かしら…
「だれかー!」
「ここでございます、姫様。」
「え?」
「下です。下。」
姫が声のするほうを向くと
そこには一匹の醜いカエルがいました。
「ひっ!」
「そう驚かないでください、姫様。べつにカエルが口を聞いたくらいで…」


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