いちごおれ

今日は、信也の誕生日だよね?

そんな大切な日なのに、なんで今日なの?


私達、うまくいってたのに、
信也はそんな事思ってたの?


もう、訳わかんない・・・

「・・・お~い」

不意に声をかけられて、
恐る恐る振り向く、

「え?泣いてんの?」

「な、泣いてなんかないです!」

誰?

「こんな夜中に女の子1人じゃ危ないだろ」

今日、1日遊ぼうと信也に言われて、
夜までずっと信也と居た。
「公園で話そう」といった信也を見て凄く嫌な予感がした。
予感は的中。
・・・別に1人で居たくて居るんじゃないよ、本当はもっと信也と一緒に居たかった。


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