そこに愛して居る人が居る
「燿!!お待たせ~」

おっ

彼女がようやく来たようだな……

「よう、千里(ちさと)」

「ごめんね、待った?」

俺は首を振ってポケットの缶コーヒーを渡した。

待ち合わせた場所は、待ち合わせに良く使われる駅前の噴水の前だ。

「よし、行こっか?」

「うん」

俺と千里は手を繋いでデパートの中に入っていった。
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